2023年3月27日

銅スクラップ 複数メーカーが数量削減

 銅リサイクル原料の需要環境が4月以降も厳しそうだ。伸銅、銅箔、製錬メーカーなどが原料問屋や商社と結ぶ長期購入契約で、4―6月期は銅箔、銅管、黄銅棒メーカーに購入数量を減らす動きが見られ、製錬メーカーも部分的に減る。前四半期に数量を大幅に減らしていた板条や銅箔メーカー向けが一部で反動増もあるが、数量の戻りは限定的。需要面に復調の兆しが見えず、原料問屋関係者は落胆の表情を浮かべる。ただ市中ではスクラップの発生不足が続いており、需給は低位で推移するとみられる。





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