関東、原料安を織り込む
関東地区はキロ15―30円下げと、下げ幅がバラついた。20円下げが中心で、30円下げはごく一部にとどまる。8月積みに続き、7月に合金の原料であるスクラップの価格が急落したことを映した。ただ、9月積みの続落によって、原料価格の急落をほぼ織り込んだ。二次合金メーカーは「今後の下げ余地は小さい」と話す。
これまでの値上げ局面で積み残しがあった玉については「おおむね15円下げ」(需要家)で下げ渋った。逆に、値上げが浸透していた顧客に対しては30円下げも若干見られた。販売数量を維持するため一部安値で決着したことで、安値寄りの交渉になった面もあったもよう。 10月積みについて、二次合金メーカーは横ばいの方針を示す。依然として先安期待が需要家にはあるものの、国内塊に対し割安感のある輸入塊は下げ一服。弱材料が後退しつつある。
中部、輸入塊の割安響く
中部地区はキロ15―20円安が中心となった。割安な輸入塊価格や原料相場の下落が値下げにつながった。これにより直近のAD12・1の小口向け価格は526―536円どころに移行した。 9月は安定した需要が続いたが、追加注文などの動きは見られず「盛り上がりを欠く展開」(合金メーカー)との声が聞かれた。輸入塊はキロ490円を下回る水準で推移し、国内塊と比較して割安感が感じられるものの、現物不足から影響は限定的との見方が強い。
関西、転嫁具合で値差
関西地区はキロ10円安からキロ30円安まで見られた。夏場に下落した原料価格の価格転嫁の進展具合などによって値動きに差が生じたもようだ。 需要は堅調な動きを見せるが、先行きは見通しにくく販売競争は激しさを見せる。10月積みについては輸入塊に割安感があるものの「国内原料は割高であり、これ以上は製品価格を落とせない」(関係筋)との声が聞かれ、キロ530円を挟んでの攻防となりそうだ。















