2009年5月7日

特殊鋼専業6社、今期 3社経常赤字へ

 特殊鋼専業メーカー6社の2009年3月期決算が出そろった。経済危機を受け、08年度後半から主力需要分野の自動車生産などが大幅に減少、50%内外の減産を強いられたほか、上半期の鉄スクラップ価格など原燃料価格の高騰も相まって全社が減収減益となった。

 愛知製鋼が1965年度以来の赤字決算となったほか、経常段階では日本高周波鋼業も損失を計上、他社も前年同期比40―80%もの減益を強いられた。配当も増配の日立金属を除く5社が減配。10年3月期業績予想は下半期以降の回復を予想するものの、全社が減収、経常損益でも3社が赤字と予測、配当は5社が未定とした。







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