2009年11月6日

高炉の設備投資減 鮮明に

 高炉5社の2009年度の設備投資計画(連結・工事ベース)は8600億円程度と前年度比約5%減少する見通し。世界同時不況の影響で鉄鋼需要が大幅に減退し、09年9月中間期は全社が経常赤字に転落。需要は戻りつつあり最悪期を脱したとみられているが、ここにきて先行きの不透明感が高まり、二番底懸念も浮上してきた。

 09年度は大型の継続案件を持つ企業で高水準の投資が続くが、このほど新日本製鉄が計画を見直した。また各社ともに意志決定ベースでは投資圧縮を図っており、来年度の設備投資は抑制されることになりそうだ。







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