韓国鋼材内需13％増、国内競争の激化必至 10年見通し

　韓国のＰＯＳＣＯ経営研究所（ＰＯＳＲＩ）の見通しによると、２０１０年の韓国の鋼材見掛け消費量は約５０００万トンと前年比13％程度増加する。大きく落ち込んだ昨年からは伸びるものの、過去最高だった08年には及ばないとみている。

　主要需要分野の活動は20％程度建造量が落ち込む造船を除いて上向くと予想。国内の相次ぐ新設備の立ち上げを受けて、とりわけ熱延コイルでは今後供給過剰懸念が現実になるなど、国内の競争条件がより厳しくなると予想している。