薄板３品在庫、２年ぶり400万トン超 需給緩和が鮮明化

　4月末の国内向け薄板3品在庫（メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値）は前月比6・1％、23万6000トン増の406万6000トンとなり、2009年3月末（425万7000トン）以来、約2年ぶりに400万トンを超えた。

　東日本大震災によって、自動車を中心に製造業の生産が激減したことが影響したものだが、需給緩和が鮮明になったことで、関係者は危機感を強めている。