2012年7月9日

日台鉄鋼対話、AD調査終結を評価

 日本と台湾の鉄鋼関係者は5日、都内で第12回の日台鉄鋼対話を開き、両国の鉄鋼需給などに関して意見交換した。経済産業省の山下隆一・鉄鋼課長は、台湾側が日本製電磁鋼板のアンチダンピング(AD)調査を終結したのを適切な判断と評価する一方、1年前の対話で言及がないまま提訴に至ったのは、対話のメカニズムが機能せず残念と指摘。通商摩擦回避のために、今後も対話を強化したいとする考えを示した。