2012年5月8日

4-6月粗鋼生産、5期ぶり2700万トン乗せ

 経済産業省が7日発表した2012年度第1四半期(4―6月)の粗鋼生産計画によると、全国粗鋼生産は2753万8000トンと前期実績見込み比3・7%増加する。半製品を含めた鋼材輸出が回復するうえ、一部仕掛け在庫圧縮の反動で、粗鋼は3四半期ぶりに増加に転じ、水準も5期ぶりに2700万トンを回復する。

 自動車など需要の上ブレ要因はあるものの、3月末時点の経産省の需要見通しに比べて143万8000トン多い生産計画に対して、塩田康一・鉄鋼課長は「為替などの動向を見極めた生産対応が必要」と指摘している。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more