2014年8月29日

関西ファブリケーター、鉄骨単価内訳明確化を

関西地区のファブリケーター関係者の間で、需要がまずまず堅調な間に、鉄骨単価の内訳を明確にしてゼネコンと成約する形態を構築すべきとの認識が広がっている。

地区の鉄骨単価は鉄骨需要が増加する中、昨年から緩やかに上昇し、現在、トン当たり18万―19万5000円となっている。足元は横ばいで推移しているが、リーマン・ショック以降冷え込んだ需要状況の中、過当競争により赤字受注を余儀なくされた時期に比べれば、ファブの採算状況は大きく好転したと言える。

足元の事業状況はまずまず良好だが、ファブ関係者の多くが先々、再び需要が低迷する時期がくると予測している。たとえ需要が落ち込んでも赤字受注が横行する事態になることを避けるために、材料費、溶接費、施工費、労務費など鉄骨単価の内訳を明確にして、ゼネコンと価格交渉し、必要経費を確保した価格帯で成約する形態を構築すべきとの声が強まっている。







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