2014年10月31日

普通鋼輸出 4-9月、7%減 1341万トン

 日本鉄鋼連盟が先月30日に発表した上半期(4―9月)の鉄鋼貿易実績によると、普通鋼鋼材輸出量は前年同期比7・0%減の1340万7000トンになった。9月に11カ月ぶりの増加を示したものの、国内需要の堅調さやミル定修によって輸出余力が低下していたことなどが主因。下期は高炉の海外JV向けの原板供給、提携先への出荷で緩やかに増加傾向をたどるとみられているが、中国の輸出増加に伴う海外市況の低迷、中国、東南アジアなどでの景気減速や新興国通貨の乱高下もあり、先行き不透明な要素も多い。

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