2020年10月8日

経産省見通し 10―12月 粗鋼需要2000万トン回復

経済産業省が7日発表した2020年度第3四半期(10―12月)の鋼材需要見通しによると、出荷相当粗鋼需要量は前期実績見込み比12・0%増の2111万トンと2四半期連続で増える。前年同期比では1割減だが、底だった4―6月比で300万トン、17%回復し、3期ぶりに2000万トンを回復する。鋼材需要は新型コロナウイルス禍の底から内外需ともに前期比で上向く見通し。経産省金属課では内外需の回復傾向の中でも世界的な過剰生産能力や実需動向、在庫管理を踏まえた対応が必要としている。