ＪＦＥスチール、棒・線1万円値上げ 9月契約から全品種

　ＪＦＥスチールは鉄鉱石や原料炭、鉄スクラップの主原料価格が大幅に上昇していることから、2021年9月契約分から棒鋼・線材製品（特殊鋼、普通鋼）をトン当たり1万円追加値上げする。対象は国内向け（ひも付き、店売り）、輸出向けの全品種で、すでに需要家との交渉を始めているという。同社の値上げは1月出荷分（値上げ幅＝国内向けトン当たり1万円、輸出向け同100ドル）、7月契約分（値上げ幅＝1万5000円）に続く対応で、21年入り後の累計値上げ幅は同3万5000円になる。