2023年6月5日

重仮設リース大手4社 全社増収、3社増益

 重仮設リース大手4社の2023年3月期連結業績が出そろった。全4社が増収、経常段階では3社が増益となった。建設業界では公共投資は底堅いものの、民間建築分野は資材価格、労務価格、物流コストの上昇で着工先送りや採算悪化も招き、受注活動にも影響した。各社は採算性を重視した営業活動、拡販活動に取り組み、建設コスト高を反映した価格改善なども進めた。今期業績予想は2社が増収、経常段階では3社が増益とした。大型物件の本格化を予想する一方、労働者不足、諸物価高騰は継続するとし、厳しい事業環境も予測する。

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