2023年12月26日

阪大発AIの溶解判断 普通鋼電炉で活用広がる

大阪大学が開発した脳型AI(人工知能)システムを活用し、普通鋼電炉メーカーの電力原単位低減やCO2排出削減に取り組む「グリーンAIチャレンジプロジェクト」が順調に進捗している。この一環として、2023年9月から異形棒鋼・カラー鋼板メーカーの千代田鋼鉄工業(本社=東京都足立区)綾瀬工場で電気炉操業への脳型AI適用の実証実験が始まった。また、共英製鋼グループの細物異形棒鋼メーカーである関東スチール(本社=茨城県土浦市)と、九州製鋼(本社=福岡県糟屋郡久山町)では千代田鋼鉄工業において確立した手法を用いて11月から着手しており、両社ともに24年以降で実証実験をスタートする計画で、普通鋼電炉業界でAI活用に向けた動きが広がり始めている。







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