2014年10月20日

国土交通省、リニア中央新幹線 工事実施計画認可 品川・名古屋間

 国土交通省は17日、東海旅客鉄道(JR東海)が申請していた、リニア中央新幹線の品川・名古屋間の工事実施計画について認可した。工事費4兆158億円の計画で、線路延長は285・6キロにも及ぶ。開業設備などを含む総工事費は5兆5235億円となる見通しで、来年にも大型プロジェクトの工事が本格的に始動することになる。

 2027年の完成を目指して計画は進められる。新設駅は神奈川県相模原市、山梨県甲府市、長野県飯田市、岐阜県中津川市に置く計画。

 トンネル部分が約86%を占めるため、セグメントの大きな需要が見込まれる。また、リニア新幹線では磁場の発生を抑えるために非磁性鉄筋が必要となってくるが、鉄鋼メーカーではメーカー同士の連携などにより供給体制を整えており、特殊なニーズに応えていく。

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