2021年10月26日

中国条鋼市況が急落 原料先物大幅下落に反応

 高止まりしていた中国の鋼材市況が急変し、とりわけ条鋼類が大きく下がった。政府の石炭供給不足の解消策に反応して先物の原料価格が急落したことに鋼材の先物と現物の価格が反応した。不動産投資の減退で需要が鈍化し、需給がやや緩んだことも影響した。鉄鋼減産が来年3月半ばまで続くため、需給は均衡を保つ見方もあるが、投機の後退や冬場の不需要期が近づいていることで鋼材市況の基調はさらに弱まる可能性がある。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more