森田産商、ＳＳＡＢ製鋼板を拡販 売上高の7割に

　厚板特殊鋼溶断業の森田産商（本社＝埼玉県行田市、森田泰嘉社長）は硬度、靱性、加工性に優れたスウェーデンスティール（ＳＳＡＢ）の耐摩耗鋼板「ＨＡＲＤＯＸ」（ハルドックス）、高張力鋼板「ＳＴＲＥＮＸ」（ストレンクス）の拡販に注力する。ハルドックスの在庫販売は2005年から開始、この10年間で大きく伸展し、売り上げの60―70％レベルを占めるまでに拡大した。高付加価値化や産業、インフラ分野でのカーボンニュートラルを勘案し、販路を伸ばす。今後2年程度の内に新設の第2工場に多段ストッカー付きのファイバーレーザー切断機を導入する計画で、第2工場ではハルドックス薄板の切断加工を主体に2工場体制に拡充する。