2017年12月5日

SSAB、耐摩耗鋼・高強度構造用鋼板 日本市場で用途開発加速

 スウェーデンの高炉メーカー、SSAB・EMEA・ABの日本法人、スウェーデンスティール(東京都港区、瀧上達也社長)は、耐摩耗鋼「HARDOX(ハルドックス)」のブリネル硬度450のハルドックス450を主体に品種・形状を増やし、用途開発を加速する。温暖化対策など環境対応を踏まえ、ダンプベッセルやスクラップコンテナの軽量化など輸送機器から林業分野における機械装置等での軽量化、高強度および経済性へのニーズを生かして新たな販路を伸ばす。来年初にはHX450最薄となる2・5ミリ厚の熱延鋼板(シート材)を国内市場に投入、部材適用の範囲を広げる。加えて、このほどシート材をレーザー溶接して広幅鋼板サイズとする「HARDOX450LWS(レーザー・ウェルディング・シート)」の国内販売を開始。国内販売網も中部、北海道などにも拡充、全国ネットで販売力を強める。

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