2023年9月4日

関東地区市況 鉄スクラップ調整局面 電炉、入荷増で買値下げ

関東の鉄スクラップ市況は8月末から高値調整局面に入った。8月23日以降買値をトン当たり1000円前後上げていた東京製鉄・宇都宮工場などの複数の電炉が、堅調な入荷を受けて30日以降順次買値を下げた。東鉄・宇都宮が9月1日午後4時に2日入荷分からの鉄スクラップ買値を1000円引き下げると発表したことを受け、8月下旬に買値を上げなかった他の関東電炉や輸出業者の間にも2日入荷分からの買値を下げる動きが散発した。ある商社は「相場の上昇ムードは完全に消えた」とみており、「為替動向にもよるが目先は様子見横ばいの相場が続くのでは」(加工業者)との声が聞かれる。





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