ＪＦＥＨＤ4―9月期 実力事業利益1653億円に増 下期は厳しい局面続く

JFEホールディングスは6日、2023年4―9月期の連結業績（IFRS）を発表し、棚卸資産評価差等除く実力の事業利益が1653億円と前年同期比934億円増、2・3倍となった。前回公表から243億円上方に振れた。鋼材販売価格の是正や製造体制の構造改革によるコスト削減などで収益力が向上した。同利益の通期予想は海外鋼材市況の軟化や原料炭価格の急騰、粗鋼生産減少などで前回から250億円減の2900億円に下方修正した。鉄鋼事業の通期の実力利益予想は2000億円とし、高付加価値品比率向上によって24年度目標2600億円以上の達成に向かう。