2012年10月19日

上期粗鋼生産、3%増5476万トン 自動車好調

 日本鉄鋼連盟が18日発表した2012年度上期(4―9月)の全国粗鋼生産量は、前年同期比2・7%増の5476万トンだった。自動車分野の需要が、昨年の東日本大震災やタイ洪水影響の反動増とエコカー補助金効果などによって高水準で推移し、建設分野の回復もあって、年率1億950万トンと11年度の1億646万トンを上回るペースとなった。

 下期は、土木中心に建設分野の回復が見込まれているが、製造業分野をけん引してきた自動車がピークアウトし、鋼材輸出先のアジア市場環境も悪化しており、ペースダウンする可能性がある。







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