2012年2月28日

普通鋼輸入 3カ月連続減39万トン

 財務省が発表した1月の貿易統計によると、普通鋼鋼材輸入量は前月比2・5%減の39万4696トンとなった。市況製品を中心にした在庫調整から3カ月連続で減少し、昨年9月以来の40万トン割れとなった。

 ただ、電気鋼板(電磁鋼板)が過去最高になったほか、厚中板が増加、亜鉛めっき鋼板が横ばいにとどまるなど、円高を背景にした需要家の海外材採用の流れに歯止めがかかったとはいえない。ここにきて為替が円安に振れているとはいえ1ドル=80円前後ではなお円高水準で高炉などは警戒感を示す。







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