薄板、アジア市況に天井感

 アジアの薄板マーケット市況に天井感が出ている。中国ミルが9月、10月と値上げを打ち出したことで、日本高炉は10月積みでは若干の値上げを浸透させたケースもあるようだが、中国最大手ミルの宝山鋼鉄は11月の国内販売価格をホットコイル、冷延コイルなど主要品種で据え置いた。

 高炉筋では「10―12月期の原料価格が値下がりしたことで、将来への不安などから需要家、流通業者などが最低限必要なものしか購入しなくなった。需要はあるものの、メーカーが潜在的な過剰能力を抱える中、流動的な展開が続く」とみている。また国内についても需要不振から店売り市場は軟化しており、方向感の定まりにくい展開だ。

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