2009年6月30日

”底打ちもいぜん難局” 宗岡鉄連会長

 日本鉄鋼連盟の宗岡正二会長(新日本製鉄社長)は29日の定例会見で、足元の鉄鋼需要について「自動車は6月に在庫調整が完了し、ピーク時の6―7割まで戻ってくるとみられている。電機はすでに在庫調整が完了しており、薄型テレビなどエコポイント制度の効果やボーナス商戦が期待される。一方、建機・産機は下期まで回復を待たざるを得ないようだ。造船は堅調だが建造ピッチがスローダウンしている。建築は予想より悪い」と述べ、「鉄鋼需要は底を打ち、回復の兆しが見えるが、確かな足取りとは必ずしも言えない」との認識を示した。







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