製錬大手８社、６社が最終赤字

　非鉄製錬大手８社の２００８年４―12月期業績と09年３月通期の予想が９日までに出そろった。

　金融危機の影響による銅、鉛・亜鉛、ニッケルなどの金属価格の急落と円高ドル安進行、さらには実体経済の急減速で製品販売も落ち込み、08年４―12月の段階で新日鉱ホールディングス、三井金属、ＤＯＷＡホールディングスなどの５社が純損失となった。年明け以降は一段と景気悪化が深刻化している影響で、三菱マテリアルと住友金属鉱山を除く６社が最終赤字に転落する見通し。