2013年10月31日

高炉3社4-9月期 収益改善 確かな足取り

 高炉メーカーの収益改善の足取りが確実になってきた。高炉3社の2013年4―9月期連結決算が30日に出そろったが、経常利益はいずれも前回予想を上回り、新日鉄住金が前年度下期比3倍の1736億円、JFEホールディングスは前年同期比18倍の743億円のそれぞれ大幅増益で、神戸製鋼所は431億円の黒字に浮上した。来週発表予定の日新製鋼ホールディングスも黒字転換する。通期の経常利益は、新日鉄住金が予想を3400億円に上方修正し、JFEは1700億円、神鋼は700億円の従来の増益予想をそれぞれ据え置いた。主力の鉄鋼事業は、販売数量増とコスト削減の効果で収益が改善しているが、販売価格是正がもう一段進展すれば、収益回復が本格化してくる。







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