2016年10月21日

廃バッテリー輸出、韓国側承認6月から停止

 使用済み鉛蓄電池(廃バッテリー)の最大の輸出相手国である韓国向けの新規輸出承認が、4カ月にわたり止まっている。輸出承認には特定有害廃棄物の輸出入を規制する「バーゼル法」に基づき受け入れ国の同意が必要だが、韓国で廃バッテリーを原料に使う鉛二次精錬業者の不適正処理問題が発覚した6月以降、同国の規制当局が基本的に同意していないためだ。それ以前に承認を受けている輸出業者は有効期限が1年間あるため、足元はまだ韓国向け輸出が減っていない。しかし、このまま新規承認が降りず期限切れ業者が増えれば、今後大幅に減ることは間違いない。







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