2017年10月3日

薄板3品在庫、8月末4%増411万トン

 8月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比4・0%、16万トン増の411万4000トンとなった。鉄鋼メーカーと需要家の稼働日の相違という季節パターンが原因で、ほぼ例年並みの増加量といえる。自動車や建材などの内需が堅調な中、新日鉄住金が10―12月期に店売り向け引受量の拡大を打ち出したほか、JFEスチールも東日本製鉄所・京浜地区の転炉トラブルで9―10月に30万トン程度の減産を余儀なくされており、高炉の供給余力は少なく、9月以降は在庫減少に向かう公算が大きい。







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