2018年2月2日

神戸製鋼アルミ・銅事業部門、通期経常益予想引下げ

神戸製鋼所は1日、アルミ・銅事業部門の2018年3月期の連結経常利益がこれまでの見通しより20億円少ない80億円になりそうだと発表した。前期からは40億円悪化する。18年1―3月期に生産、出荷量が一部減る見通しがあるほか、昨年10月に同事業部門で発覚した品質データに関する不適切事例に伴う検査や調査、返品・交換などのコスト増が影響するとみている。

同日発表した17年4―12月期の連結経常利益は前年同月比9%増の108億円となった。10月に品質に関する不適切事例が発覚したものの、アルミ製品、伸銅品のいずれも需要が順調で、相場上昇による在庫評価益も利益を押し上げた。

品種別動向を見るとアルミ圧延品は飲料用缶材向けが横ばいも、自動車向けが増加。伸銅品は、銅板条は車載用コネクターや半導体リードフレーム向けが増えたが、銅管は16年12月のタイ工場での設備トラブルの影響で減った。







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