2015年8月19日

バンコク爆発事件 日系鉄鋼企業、タイ経済への影響懸念

 タイの首都・バンコクで17日夜に発生した爆発事件によるタイ経済への影響が、日系鉄鋼関連企業の間で懸念されている。回復傾向にあった観光業に水を差し、自動車販売減や農業の不作などとともに景気を下振れさせる可能性があるためだ。2015年のタイの自動車生産は約180万台と前年比約5%減、ピーク13年から3割近く減る見込み。日本のタイ向け鉄鋼輸出や日系鉄鋼関連工場への景気後退による影響が広がりかねず、日系鉄鋼関係者は治安情勢を注意深く見守っている。

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