2015年11月5日

東国製鋼、伯の高炉火入れ延期 来年4―6月に収益性など勘案

 韓国の東国製鋼は4日、ブラジルに新設している製鉄所の高炉火入れ時期を2016年4―6月に延期すると発表した。当初は本年12月末の試運転予定だったが、延期をブラジル経済社会開発銀行(BNDES)などの債権者に通知した。工事の遅れもあるが、世界的な鉄鋼市場の不振などを受け、収益性などを勘案して予定を見直した。工事を急ぐよりも操業の安定性、高品質のスラブ作り込みに傾注するとしている。

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