2020年9月8日

中国鋼材市況 9月入り後に一段高

中国の鋼材市況が9月に入り、一段上がった。特に冷延コイルが強く、上海地区で先週末にトン4770元(約7万3500円、増値税込)と前週比約2300円上がり、2018年10月以降の最高値。年初より約4300円高く、新型コロナウイルス流行前を大きく上回った。需要が強く、熱延や条鋼の市況も上昇。鉄鉱石や先物市場の鋼材の価格が急伸し、現物市況の値上がりを増幅している。秋の需要期を迎え、基調をなお強めそうだ。