2017年9月29日

廃バッテリー、韓国向け輸出が最高値

 財務省が28日発表した貿易統計速報によると、廃バッテリー(使用済み自動車用鉛蓄電池)の8月輸出平均単価は前月比キロ3・3円アップの112・2円となり、過去最高値に急伸した。国内一次製錬メーカーの原料確保のための高値買いが、輸出単価にも波及した。輸出数量は前月比7・4%減の7315トンだった。

 鉛リサイクル精錬が盛んな韓国向けの廃バッテリー輸出は、バーゼル法改正により来年にはストップする可能性があるものの、足元も一定水準で継続している。8月輸出は前年同月と比べると3・9%減となり、前年比ベースでは1年1カ月ぶりの減少だった。なお、先に発表された韓国輸入統計の対日輸入は8128トンだった。







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