2024年4月4日

電線主要3種相場が上昇 メーカー、追加上げ視野

 建設用電線主要3品種(CV、IV、CVV)の市中価格が上昇している。従来の銅建値や副資材価格の高止まりに加え、エネルギーや物流費、人件費の高騰が続いていることが要因。600ボルトCVTの38スケア×3心サイズの市中卸売値は前月比で、メートル当たりおよそ20円上がり1990円前後となった。VVF(ビニル絶縁ビニルシース平形)も1・6ミリメートル×2心サイズにおいて、年初比で約2円引き上げられ現在は過去最高値の56円前後で推移する中、一部の電線メーカーによる4月の価格改定とともに、5月以降も価格の見直しが予定されるなど、今後も電線・ケーブル製品全般で予断を許さない状況が続きそうだ。

スポンサーリンク