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2024.12.4
2011年6月22日
古河電工、世界最高圧275キロボルト超電導線を開発 交流損失も半減
古河電気工業と財団法人国際超電導産業技術研究センターは21日、世界最高電圧の275キロボルトに対応した超電導ケーブルを開発したと発表した。イットリウム系高温超電導線材を使ったもので、ケーブル化技術の改善などにより、従来の開発品に比べて2倍の電圧、3倍の電力を達成した。交流損失(交流電流を流した時に発生するエネルギーロス)も従来の半分に低減し、大容量で低損失の電気を送ることができる。
既存の銅導体の基幹系送電線としては、国内で275キロボルト、海外で220キロボルト級が主流。これまで開発されてきた超電導ケーブルの電圧階級は、国内66キロボルト級、海外138キロボルトが最高電圧で、高電圧に耐え得るケーブルの開発が急がれていた。
海外実績の138キロボルトに対し電圧は2倍、送電容量は3倍の150万キロワットを達成した。火力発電所1基分の電力を、超電導ケーブル1回線で送電できる水準。交流損失は、3キロアンペアの通電でメートル当たり0・12ワットと、これまでの世界記録の半分に低減した。現用のCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ケーブル)に比べると4分の1。
275キロボルト気中終端接続部は、繊維強化プラスチック(FRP)の芯棒にシリコンゴムの絶縁外被を施した、複合碍管を採用。従来の磁器碍管による気中終端に比べて、長さで80%、重量で20%の小型・軽量化を実現した。交流電圧400キロボルト、インパルス電圧1155キロボルト、交流通電3キロアンペアの連続通電をクリアした。
既存の銅導体の基幹系送電線としては、国内で275キロボルト、海外で220キロボルト級が主流。これまで開発されてきた超電導ケーブルの電圧階級は、国内66キロボルト級、海外138キロボルトが最高電圧で、高電圧に耐え得るケーブルの開発が急がれていた。
海外実績の138キロボルトに対し電圧は2倍、送電容量は3倍の150万キロワットを達成した。火力発電所1基分の電力を、超電導ケーブル1回線で送電できる水準。交流損失は、3キロアンペアの通電でメートル当たり0・12ワットと、これまでの世界記録の半分に低減した。現用のCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ケーブル)に比べると4分の1。
275キロボルト気中終端接続部は、繊維強化プラスチック(FRP)の芯棒にシリコンゴムの絶縁外被を施した、複合碍管を採用。従来の磁器碍管による気中終端に比べて、長さで80%、重量で20%の小型・軽量化を実現した。交流電圧400キロボルト、インパルス電圧1155キロボルト、交流通電3キロアンペアの連続通電をクリアした。
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