2011年5月19日

世界鉄鋼大手が車体設計 次世代鋼製環境対応車

 新日本製鉄、JFEスチール、住友金属工業、神戸製鋼所は18日、世界鉄鋼協会の自動車分科会、ワールドオートスチール(WAS)を通じて、次世代鋼製環境対応車(FSV)の車体設計を完了したと発表した。

 2020年を想定した小型電気自動車に、次世代ハイテンを含めて高張力鋼を多用するなど素材、工法、設計を最適化することで、従来のガソリン車に比べて35%軽量化を実現した。軽量化のコスト増を伴わず、世界最高レベルの安全・環境基準を満たす解決策として自動車メーカーに提案し、実用化に向けた取り組みを開始する。