2009年11月17日

東京製鉄、H形・ホット据置き 異形棒上げ

 東京製鉄は16日、12月契約の鋼材店売り(一般流通)価格を厚板でトン2000円下げ、異形棒鋼、線材、1形鋼、溝形鋼は2000円上げると発表した。厚板は2カ月連続の下げ、異形棒鋼、線材、1形鋼、溝形鋼は3カ月ぶりの値上げ。その他品種は据え置いた。

 需給調整が遅れている厚板を唯一値下げしたが、「先行き鉄スクラップが値上がりする見通しのほか、鉄鉱石や原料炭など高炉の原料価格が強含んでおり、コストアップは避けられない」(大堀直人常務)と判断、値上げまたはH形鋼やホットコイルなど主力品種を据え置いた。







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