2010年12月20日

Aミッタル、2年で収益2・5億ドル改善 ステ事業分社契機に

 鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルは16日、分離するステンレス会社の社名をアペラムとすると発表した。分社を機にコスト削減、生産性向上などを通じて、2年間で収益を2億5000万ドル(208億円)以上改善する。独立したステンレス、電磁鋼板、ニッケル合金メーカーとして、独自の成長戦略を進める方針だ。

 収益改善策の一環として、ブラジルのティモテオ工場の第2高炉を2012年までに木炭高炉に切り替える。フランスのイスベルグ工場で年産10万トンの冷延ミルを一時休止し、フランスのグーニョン工場で生産性改善のために、6200万ドルを投じて焼鈍酸洗ラインを改修する。







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