韓国の鉄スクラップ市場は、収益対策から一旦国内スクラップの買値を引き下げたほうが良いとの空気が強まり、先行して現代製鉄が15日から1万ウォン値下げした。この値下げは、あまり浸透せず追随するメーカーも無かった。
こうした中で日本の震災後の市況の方向感が軟化含みで定着したことから韓国電炉は、小幅値下げで対応している。YKスチールは21日からトン当たり1万ウォン下げ。韓国特殊形鋼は22日から1万ウォン下げ。現代製鉄は22日から特別枠購入を廃止し、リスト価格での購入に切替え実質的に1―2万ウォンの値下げ。韓国鐵鋼は24日から、大韓製鋼は25日からそれぞれ1万ウォン値下げしている。
韓国電炉は、日本市場の軟化と震災後、安値で対韓輸出オファーがあったため、先安感をもったようだ。加えて、韓国政府調達庁が6万トンの国家備蓄スクラップの放出をおこなうことを発表し、ムード面でも先安をリードした。
目先的には一時的に軟化しているが、4月入り後の韓国市場は上げ含みとの見方が強く、これからさらに下押す可能性は低い。





















