2012年4月17日

鉄スクラップ市況続落 輸出停滞、なおも調整局面

 国内鉄スクラップ市況は関東、関西の両地区で続落した。けん引役の東アジア向け輸出市況が停滞しており、国内市況も調整局面。東京製鉄が14日入荷分から今月3度目の買値引き下げを実施するなど、市中でも先安観が広がり、市中ヤードからメーカーへの入荷が増加する傾向にある。

 関東地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)は、トン3万2000―3万3000円前後。東京製鉄宇都宮工場を含め、大半の地場メーカーが14日入荷分以降、500円の下げ幅で値下げしている。

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