2012年10月2日

中国鋼材市況、上昇続く 生産減で需給改善進む

 過去1年間ほぼ下落していた中国の鋼材市況が9月中旬以降、上がり続けている。9月第4週の熱延コイル市況はトン3723元(約4万6170円、増値税込み)と前週比2・2%高、3週連続で上昇。冷延鋼板や異形棒鋼など他の鋼材市況も連続して上がった。中央や地方政府の相次ぐ景気対策や、米国の金融緩和による資源高の予測から先高観が高まっている。実需に変化は見られないが、9月の粗鋼生産が8月に続き減少しており、需給の改善も進んでいる。







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