2013年1月7日

新オウトクンプが発足

 フィンランドのステンレス大手、オウトクンプは12月28日、独ティッセンクルップのステンレス部門、イノクサムとの統合を完了したと発表した。新オウトクンプは、欧州と北米に製鋼拠点を有し、ステンレス製鋼能力は年間350万トンと世界最大のメーカーとなる。ティッセンクルップが株式の29・9%を保有する。欧州シェアは約40%を占め、ニッケル系およびフェライト系薄板だけでなく、厚板、二相ステンレス、チタン・ニッケル合金など4つの事業領域を持つ。

 ミカ・サイトヴィルタCEOは「生産体制の最適化、米州、アジアの成長市場への製品ポートフォリオと市場プレゼンスの両方を拡大し、コスト削減などで年間2億ユーロの統合効果を発揮する」との談話を発表した。







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