2013年12月11日

豊鋼材、加工ステージ引上げ 付加価値品多段階化へ

 豊鋼材工業(本社=福岡県糟屋郡篠栗町、木村昭夫社長)は来年以降、自社一貫加工のステージを引き上げ、「多段階付加価値製品」を展開、拡張する。取引先加工メーカーの一部工程を引き受け、物流・工程コストの低減、品質安定化、短納期化を実現する。材料の発注や切板加工、溶接、曲げ成形、プレスなどさまざまな加工技術を組み合わせて重層化し、総合的に加工品の付加価値を高める。厚板溶断業界は建築鉄骨用切板が動き始めたとはいえ、価格競争が厳しい中、価値競争に経営の舵を切ることで、安定収益基盤を構築する。将来的には「多段階付加価値製品」の売上比率を、現在の約10%から25%へと、経営の柱に育てる考え。







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