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2024.12.4
2014年12月5日
輸入原材料の高騰による建材薄板メーカーの採算悪化が止まらない。淀川製鋼所、日鉄住金鋼板、JFE鋼板の大手専業3社の副資材コスト(亜鉛、アルミ、塗料)は、今夏時点で直近の底である2012年に比べ、合算で約100億円増加していたが、日銀の追加金融緩和後のさらなる円安進行を受け、足元はさらに約40億円増加したもよう。急激な環境変化に価格転嫁が追いついておらず、このままでは大半の建材薄板メーカーが通期での黒字確保は困難な状況だ。各社ともこれまでに打ち出した値上げ完遂が待ったなしとなっており、「新規受注がゼロになってもやり遂げる」(大手専業メーカー幹部)として、背水の陣で臨んでいる。
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