2015年9月14日

マレーシア、熱延で輸入制限調査 日本、適用除外など対応策

 マレーシア当局は10日、熱延コイルを対象に緊急輸入制限措置(セーフガード)の調査開始を公告した。上乗せ関税を課すことで、マレーシアの業界に一定期間の救済が必要かどうかを判断する。先週はインドでも熱延コイルの緊急輸入制限の調査が始まり、大型の通商案件が相次いでいる。貿易制限の動きが広がることで、残された市場に向け先が集中するなど、国際市場の競争が激しくなる。日本の輸入が増える懸念もあるとして、日本の関係者は警戒を強めている。

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