2016年2月17日

普通鋼受注、2年連続減6850万トン

 日本鉄鋼連盟が16日発表した用途別受注統計によると、2015年の普通鋼鋼材受注は前年比2・9%減の6849万9000トンで2年連続減となった。内訳は内需が6・2%減の4251万トンで2年連続減、輸出は2・8%増の2598万9000トンで3年ぶり増。内需のうち建設が7・1%減の1109万5000トンで2年連続減、製造業は5・1%減の1872万5000トンで3年ぶりに減少した。消費税増税や環境規制の駆け込み需要の反動減が続き、原料・スクラップ安や鋼材需給の緩和を背景とした先安観による買い控えなどもあって秋需は期待外れとなり、年内に受注は回復しなかった。

スポンサーリンク