2016年6月23日

三菱商事・金属、原料炭持分生産 倍増に道筋 ポートフォリオ優良化

 三菱商事の金属グループは、引き続き資産の入替を推進し、ポートフォリオの優良化を図る。資源安で投資収益が悪化するなか、金属資源では全社方針に則り競争力の高い原料炭、銅に経営資源を集中する。原料炭・銅共に持ち分生産量倍増の道筋は出来ており、内外環境を踏まえてタイミングを見極め、必要な投資を行っていく。ただ、既に売却を決めたウラン、プラチナ系金属(PGM)、ニッケル案件に加えて、他商品での資産売却も検討する。巨額減損を計上し、全社でも金属グループでも初の赤字だった昨年度業績を受け、短期、中長期の課題に取り組む。

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