2018年3月1日

Ni系ステンレス冷薄市況、東名阪で1万円上昇

 ニッケル系ステンレス冷延薄板市況は上伸基調が続いており、東京、名古屋、大阪の各地区で2月帳端以降トン当たり1万円方の値上げとなった。ステンレスメーカーの店売り価格引き上げを受けて、流通の仕入れ価格も切り上がっており、各社は販売価格への転嫁を進めている。店売りの荷動きは堅調に推移しており、需給のタイト感も強い状況下で、価格転嫁が途上の流通筋では完全転嫁に向けて尽力しており、市況はしばらく強基調で推移するものとみられる。

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