2023年10月6日

日本の鉄鋼輸出先コロナ前後で変化 米欧印向け堅調、中国大幅減 東南ア向けは濃淡

日本の鉄鋼の輸出先が近年に大きく変化している。高い経済成長が続くインドや強い景気を持続する北米、鉄鋼の高値を保つ欧州向けなどが増加傾向を示す一方、中国向けがとりわけ大きく減っている。国内需要に合わせて生産能力を削減する高炉各社は海外の経済や採算性、鉄鋼の自国産化の動向を見て輸出の量を抑えつつ、向け先を調整している。事業の成長には海外市場の獲得が必須だが高炉各社の採算重視の姿勢は固く、海外拠点の強化と効果的な輸出によって市場を捉える動きをより強めそうだ。





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