2024年4月11日

輸出船契約23年度12%減 手持ち工事は増加維持

日本船舶輸出組合が10日発表した2023年度の輸出船契約実績によると、一般鋼船の契約は256隻、1169万9447総トンで総トン数は前年同期比11・8%減と下げた。年度ベースでは2年連続減。船舶受注は20年度、21年度とコロナ禍からの回復で伸展した後、22年度からは反動減と鋼材など資材価格上昇で輸出船契約が減少。23年度も人手不足で建造量を増やせない状況もあって輸出船契約を押し下げた。3月末の輸出船手持ち工事量は595隻、2763万総トンとなり、総トン数は同24・7%増加した。手持ち工事は増加傾向を維持、造船向け厚板需要は23年度は前年度比微減の265万トンで、24年度も同水準と予測される。

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